えびす講
座敷に恵比寿さま、大黒さまを飾り、供物をする。家を富ませてくれるとあって、どこの家でもまつる。頭つきの魚、てんこ盛りの米飯、けんちん汁をあげるが、「融通(柚子)」がきく意味で柚子をあげる家もある。慾の深い神さまとかで飯は杓子に水をつけて盛りあげて、てんこ盛りの飯の先が、とんがるほどであった。
この朝、恵比寿さまへ進ぜておいたおそなえを焼いて、年男が食べるという。夜はうどんか、そばを進ぜるが、薬味には一つの根から二本出るものを上手に洗って、進ぜる。農家ならではの供え方である。